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多彩なヨーグルト使いの宝庫!地中海イスラエル家庭料理「Ta-im(タイーム)丸の内店」

外で食べる 2024.04.23

多彩なヨーグルト使いの宝庫!地中海イスラエル家庭料理「Ta-im(タイーム)丸の内店」

こんにちは。筆者は「すしログ」という鮨専門サイトを運営しつつ、国内外の料理を食べ歩いて20年の「食の変態」大谷だ。食のために世界を放浪し、石毛直道先生を敬愛して文化人類学を専攻。食べ歩くだけではなく自ら料理することを是としている。

今回ご紹介する「Ta-im(タイーム)」は、恵比寿(広尾)と丸の内に店舗を構えるイスラエル料理店だ。このたびお伺いしたのは丸の内店。「丸の内二重橋ビル」に入っているためアクセス至便だ。お店の外観は雑貨屋さんのようで可愛らしい。

Ta-im(タイーム)

店名の「Ta-im(タイーム)」は、イスラエルの公用語であるヘブライ語で「美味しい」と言う意味である。期待を高めて訪問したところ、期待以上の美味しさであった。筆者は中東料理が大好きであるが、他国および他店とは明らかに異なる味を持っていて、これは素晴らしい…と感じた。

ヨーグルトの酸味やコクを巧みに活用した料理も複数あり、ヨーグルト好きには心からオススメしたい。また、羊肉料理好きも必訪のお店だと断言する。お店はカジュアルであるが、味わいは本格派だ。ピタサンドもあるので、お食事のみの利用も可能だ。

それでは、「Ta-im(タイーム)」の魅力を、お伝えしよう。

ヘルシーで個性的。少量ずつ頼めるから初めての料理でも安心!

Ta-im(タイーム)

「Ta-im(タイーム)」のオーナーシェフは、日本在住歴が非常に長いダン・ズッカーマン氏である。ダン氏はイスラエルの大都市であるテルアビブ出身とのこと。

幾つかのお店を経て独立したのは2011年6月で、丸の内店のオープンは2018年11月。意外なことに、丸の内店は大手飲食企業の株式会社イートスタイルが運営している模様である。

よって、正直なところ訪問前は不安であった。「本格的な味を表現できているのだろうか?」「本店と味が違うのではないか?」「調理技術は大丈夫だろうか?」と。

しかし、その心配は杞憂だった。日本ではマイナーなジャンルの各国料理を、大手資本が展開するスタイルは斬新ながら応援したいものである。いわゆる「資本系」であっても、調理に手抜かりがなく、食材と調味料が良質であれば、個人店や資本系といった違いにこだわる必要は無い。

実際に料理を頂いたところ、健康的で美味しく、しかも個性を確立している点が魅力だと感じた。油脂の使用料は比較的抑えめで、丸の内界隈の女性を多分に意識した少量ずつ頼めるスタイルも非常に魅力的だ。中東料理で定番の【フムス】と【ファラフェル】もバッチリ美味しく、現地の人が食べても間違いなく「美味しい!」と思う完成度である。

それでは、実際の料理のレポートをお届けしよう。

中東料理の定番、フムスとファラフェルもバッチリ美味しい!「Ta-im(タイーム)」の料理を紹介!

「Ta-im(タイーム)」で頂いた料理は以下のとおりだ。
なおフムスとファラフェル(※印)については、ヨーグルトソースではなく、白ごまで作るタヒニソースが使用されている。

  • イスラエルサラダ(Mサイズ):700円
  • プレーンフムス(ハーフサイズ):750円 ※
  • こだわりのファラフェル:4個800円 ※
  • 揚げナス、ラバネ(ヨーグルトチーズ):750円
  • キナモンカバブ、ヨーグルトソース:2本1,600円
  • ラムプレート、ヨーグルトソース:2,300円
  • マウントヘルモン(白ワイン):1,100円
  • ヤルデン ソーヴィニヨン・ブラン(白ワイン):1,200円
イスラエルサラダ
イスラエルサラダ

トマト、キュウリ、レモン、イタリアンパセリ、ミント、ザタル、オリーブオイルを使用するサラダ。中東料理の定番だ。香り良く爽やかな味わいで、ミントとザタル(中東料理の中でも特にレヴァント料理で多用されるスパイス)が効いている。酸味は上品だ。

プレーンフムス
プレーンフムス

ピタパン付きで、こちらのピタは熱々でサクサク、ふわっふわ!実に美味しい!

フムスは濃厚なタヒニソース(白ゴマペースト、レモン汁、にんにく)が特徴。オイルは控えめで、豆と胡麻そのもの油脂で食べるフムスである。クミンは控えめ。胡麻のコクと風味が強く、印象に残る。

なお、980円のフルサイズもあるので、大好きな人や3人以上の方はそちらが良いだろう。

こだわりのファラフェル
こだわりのファラフェル

カリカリで熱々。香ばしくて、白ごまを使ったタヒニソースのコクがたっぷり!クミンも効かせていてスパイシーな香りだ。これは格別なファラフェル。

個人的にファラフェルは野菜料理として世界トップクラスに美味しい料理だと考えているが、こちらのものは現地の人気店クラスの美味しさだ。

こだわりのファラフェル

また、2個450円、4個800円、6個1,150円と細やかに頼める点が嬉しい。これは多分に丸の内で働く女性を意識したマーケティングで素晴らしいと感じた。男の自分としても、たくさんの料理を楽しみたいのでありがたく思う。

揚げナス+ラバネ
揚げナス+ラバネ

ラバネは通称「ヨーグルトチーズ」と呼ばれている水切りヨーグルト的なもの。コクが強くて、酸味は弱い。例えるなら、「酸味が弱くてコクが強いサワークリーム」の方向性だ。

揚げナスと食べると俄然表情を変えて、酸味が活きる!強いコクが、とろとろ揚げナスの甘味と香ばしさに合致する。絶妙な相性なので、ラバネの食べ方として抜群だと感じた。

キナモンカバブ、ヨーグルトソース
キナモンカバブ、ヨーグルトソース

シナモンが串になっているとは!魅力的な調理法だ。そして、香る、香る!シナモンの香りが心地よい。

ソースはタヒニソースかヨーグルトソースか選べるが、フムスを頂いているので、ヨーグルトソースを選ぶ。ヨーグルトの酸味にレモンの酸味も加わっているのか、スッキリしていてカバブに合う。

ときおり、黒胡椒がカリッと弾けて、辛くてアクセントになる。カバブ自体もハーブとスパイスの香りがしっかりで、ハマる味わいだ。ミニトマトが焼かれているところにささやかな感動…(中東を旅した事がある方なら共感頂けるだろう)。

こちらも2本1,600円と、4本2,300円から選べるのが嬉しい。なお、次の【ラムプレート】よりも時間がかかる調理法なので、早めのオーダーが望ましい。そして、4本でもペロリだ。

ラムプレート、ヨーグルトソース
ラムプレート、ヨーグルトソース

ホロホロで香りが良いラム!甘味のある独特の下味が個性的だ。そこに、ヨーグルトソースが相性バッチリ!他にない香ばしさと甘味、酸味のバランスが記憶に残る美味しさである。これは羊肉料理好きなら必ず新鮮な感動があるだろう。食べごたえも十分だ。

なお、イスラエルはユダヤ教の国(約75%がユダヤ教徒)なので、飲酒が可能。ワインもいろいろなものが造られている。

アルコールメニュー

なんとゴラン高原にはワイナリーが280以上あるそうで、驚いた。
ゴラン高原は大阪府くらいの広さである。ちなみに、大阪府の日本酒の酒蔵数は17蔵だ。

マウントヘルモン
マウントヘルモン

温度が低い状態だと酸味と苦味がグレープフルーツのようにスッキリと感じられるが、温度が上がると甘味とコクが広がる。

Ta-im店内

店内にはテレビがあり、ちょっと大衆的であるが、うるさくはなく気にならない。また、内装が可愛らしいので、広くなくとも落ち着く雰囲気。テーブル席とカウンター席があるので、用途に応じて使い分けられるのもいい。

地中海イスラエル家庭料理という珍しいジャンルの料理ながら、カジュアルでおいしいお店だからか、訪れた日は平日というのに満席であった。気になったら、必ず事前に予約をして出かけよう。

Ta-im

住所:東京都千代田区丸の内3-2-3 丸の内二重橋ビル B1F
電話番号:03-6268-0985
予約可否:予約可
営業時間:金曜以外 11:00~15:00/17:30~22:00、金曜 11:00~15:00/17:30~22:30
定休日:日曜
お店の公式サイト
http://www.ta-im.com/

記事を書いた人

大谷悠也
大谷悠也

鮨研究家、文筆家、ブロガー。鮨の人気を高めるべく「すしログ」を運営し、全国を精力的に回る。鮨に限らず、旺盛な食欲と好奇心を腹に、日本国内外で6,000軒以上の飲食店を訪問。市場や生産者、醸造家のもとに足を運び、自ら調理も行う。

すしログ
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