日々の食卓を彩る身近な存在であり、国や地域、個人によってさまざまな楽しみ方があるヨーグルト。
この連載では、料理家やエッセイストによる、ヨーグルトにまつわるエピソードやレシピを、リレー形式でお届けします。
今回レシピを紹介してくれるのは、野菜料理家の北島真澄さんです!
私の1日はヨーグルトから始まります。
バナナに冷凍ベリーにお気に入りのヨーグルト。はちみつをたっぷりかけて。
ほぼ365日食べていると思います。これがないと始まらない!
そんな我が家の冷蔵庫にストックされているヨーグルトは、朝食やデザートだけに使うものではありません。お肉を漬け込んで軟らかくしたり、サラダのドレッシングにしたり、水切りしてチーズのように使ったり、料理にもなくてはならない存在です。
そこで今回は、いつもの食材にヨーグルトをプラスしたイチ押しのサラダをご紹介。
ポイントは水切りヨーグルト。ふつうのヨーグルトを約半量になるように水を切って使うのですが、クリーミーでコクがあるのに、とっても爽やかな風味を加えてくれるんです。
朝食に、サンドイッチに、ワインのお供に……
栄養バランスの取れたサラダは常備菜としてもおすすめです。
にんじんとツナのクリーミーヨーグルトサラダ

材料(2〜4人分)
- にんじん:2本(250g)
- ツナ:1缶
- 水切りヨーグルト(またはギリシャヨーグルト):150g
- オリーブオイル:大さじ1
- ホワイトバルサミコ(または酢):小さじ1
- 塩、胡椒:適量
- (お好みで)イタリアンパセリ、胡桃:適量
作り方
1.にんじんは千切りにしボウルに入れる。塩(小さじ1/2)を混ぜ合わせ、しんなりさせる。

2.①にツナ(オイル漬けの場合は油を切る)、水切りヨーグルト、オリーブオイル、酢、胡椒を加え、混ぜ合わせる。

3.必要であれば塩で味をととのえ、刻んだイタリアンパセリ、胡桃を散らす。
水切りヨーグルトは約半量(300g→150g)になるまで水切りしたものを使用しています。重しをしたり、ヨーグルトに塩(ひとつまみ)加えると早く水が切れますよ。
また、にんじんを選ぶときのチェックポイントは、切り口の大きさです。
おすすめは、茎の切り口が小さいもの。中心の芯が小さいと軟らかで美味しいです。
切り口の大きいものは、中心の芯が大きく、時には育ち過ぎて白っぽくなったり、“す”が入っているものもあり、味がおちます。
できれば葉の付いているものが理想ですね。
美肌に!腸活に!身体に良いことづくめのヘルシーなサラダは、「ボウルを抱えて食べたい!」そんな一品になるはず。ぜひ作ってみてください。
リレーエッセイ、次回は「フランス家庭料理研究家」の伊藤くみさんが登場します。
お楽しみに!