日々の食卓を彩る身近な存在であり、国や地域、個人によってさまざまな楽しみ方があるヨーグルト。
この連載では、料理家やエッセイストによる、ヨーグルトにまつわるエピソードやレシピを、リレー形式でお届けします。
今回レシピを紹介してくれるのは、料理家の横田 睦美さんです!
ブームの波に乗り、コンビニでも手軽に味わえるようになったビリヤニ。
セブン-イレブンで限定販売された「エリックサウス」稲田俊輔さん監修のビリヤニの大ヒットも記憶に新しく、ビリヤニがより身近になりました。
「みんなのヨーグルトアカデミー」の稲田俊輔さんの記事はこちら。
- ごはんがすすむヨーグルトソースで、ケバブライスを食べる|料理家リレーエッセイ&レシピ02|稲田俊輔さん
- ゾンビであることを自覚すること。ヨーグルト仲間を少しずつ増やしていきましょう/稲田俊輔【わたしをささえるもの】
そのままでもおいしいビリヤニを格上げするのは、お手製のライタ。きゅうりや玉ねぎをスパイスとヨーグルトで和えた、ビリヤニには欠かせない相棒的存在です。

年に何度も訪問するマレーシアやシンガポールなどのリトルインディア(インド人街)。そこで頼むビリヤニには当たり前のようにライタが添えられていて、ビリヤニ×ライタ、ビリヤニ×カレー×ライタのように味変しながら食べ進める楽しさにすっかりハマってしまいました。
「料理にヨーグルト⁉︎」とちょっぴり驚くかもしれませんが、ライタを食べればそのおいしさに納得するはず。たった3分でできるライタの作り方をご紹介します。


材料
- きゅうり:1本
- プレーンヨーグルト:100g
- クミンシード、クミンパウダー:各少々
※クミンパウダーがなければクミンシードだけでも。
- 塩:少々
- 紫玉ねぎ、パクチー:お好みで適量
- ビリヤニ、カレー:市販品
(トッピング)
作り方
- ざるにキッチンペーパーを広げてヨーグルトをあけ、ラップをかけて冷蔵庫でひと晩水切りする。
- きゅうりは1cmの角切りにする。
- ボウルにきゅうり、水切りヨーグルト、クミンシード、クミンパウダーを入れて混ぜ、塩で味を調える。
- 皿に温めたビリヤニを盛り付けてカレーをかけ、スライスした紫玉ねぎとパクチー、ライタを添える。



クミンシードが口の中でプチプチと弾け、香りが広がる口福。
スパイシーなビリヤニ、コクのあるカレー、ヨーグルトの爽やかさがきらりと光るライタ。それぞれをあえて “ムラ混ぜ” にすることでリズム感が生まれ、ひと口、またひと口と食が進みます。
リレーエッセイ、次回は「野菜の料理家」の西岡麻央さんが登場します。
お楽しみに!