こんにちは!料理研究家のダイちゃんです。
私は東京に住んでいるのですが、南国(九州)出身には厳しい寒さの日が続いております。
布団をなかなか出られない・・・
そうです。寒いのです。寒い。
そんなとき、「こたつでアイス」なんて言葉が思い浮かびます。
寒い部屋を暖房で暖め、そうして温まった体をわざわざアイスで冷やして・・
最初に聞いたときは賽の河原で石でも積んでんのかと思ったものですが、「何事も体験だ」と1度試してみたら、割とそれがいいもので。
三寒四温の最小公倍数化なのか、サウナミニマム体験なのか、よくわかりませんけども、多分体にはそんなに良くないのに、なんか心地良いのです。
「温度差ギャップ」がおいしさを高める⁉ 2025年のトレンドは「じぶんアイス」らしい
さて今回私が取り上げるトレンドは「じぶんアイス」。
初めて聞く言葉ですよね。ここはこのトレンドを提唱するクックパッドさんの文章を引用いたしましょう。
“クックパッドで毎年恒例の「食トレンド予測2025」。クックパッドニュースが、ブームの兆しが見える料理キーワードを7つ選出しました!
そのうちのひとつが「じぶんアイス」です。2024年の夏はとにかく気温が高く、うだるような暑さの時期が長く続く酷暑でした。
そんな暑い中で頑張る体をひんやり癒やしてくれるのがアイスクリームです。クックパッドでは手作りに挑戦した方も多く、「アイスクリーム」の検索数は2023年と比べて大きく増加しました。
暑い時期にたくさん食べたいから、自分好みにカスタマイズしたい。そんなニーズから、自分好みの進化系アイスクリーム「じぶんアイス」が生まれました。”
説明にある「去年の夏の暑さ」、あれはもう思い出したくないレベルの過酷さでした。
で、冬の間は「いや、あんな暑さもう来ないよね、だってこんなに寒いもの☆」と思うわけですが、ちゃんと来るんですよね、酷暑が・・・
このループを何年繰り返していることか。
ならば、読者の皆さんの来夏のために、重ね着したままで一肌脱ごうじゃありませんか。
100均ショップには「じぶんアイス」のアイデアの源泉が眠っている
まずはじぶんアイスをどう作るか、ということですが、特に定まったルールは設定されていないようです。
ジュースを固めただけのものもあれば、フルーツの果肉と牛乳で作っている人もいる。
こういうときはやはり記憶の源流というか、「自分が幼少期に最初に美味しいと思って食べたアイスを思い出そう」ということで、そうして出てきたのは2パターンありました。
- ① 素材の味をシンプルに活かしたアイスキャンディー
- ② シャキシャキでミルク感のある「パピコ」
方向性は決まったものの・・・どう作ればいいものか?
そんなときのマイルール、
「料理で困ったときは・・100均のキッチンコーナーに行くんだ!」
100均は大変優秀なので、流行り物や新しいものは割と対応した道具があったりするんですよね。
売り場には、とりあえず困ったらなにかしらのヒントがあるんです。
そうして見つけたこちら。

初めてアイス作るマンに大変寄り添った、わかりやすい1品。
「とりあえずこれに入れればアイスができるんだ!」という信頼感が大変ありがたい。早速、
① いわゆるアイスキャンディー的な、素材の味がわかりやすい「じぶんアイス」
に取り掛かります。
チャレンジ① 素材の味をシンプルに活かした「じぶんアイス」をつくる。
用意した材料はこちら。

やはりヨーグルトアカデミーさんなのでヨーグルトは欠かせない。
- ヨーグルトとキャラメルクランチ
- 濃いめに作ったカフェオレとチョコスプレー
- マンゴーミックスジュースとヨーグルト
というヨーグルト多めのレシピにしてみました。
まず1つ目、レシピ自体はシンプルに、ヨーグルトは容器が4/5埋まるぐらい入れて、キャラメルクランチを入れるだけ。クランチに砂糖が入っているので、その糖分を活かします。

カフェオレは1杯分に80mlくらいのお湯でマグカップに作って粗熱を取ったものを容器に流し込み、チョコスプレーを入れる。今回はクリープも追加してみた。
カフェオレの糖分とチョコの+クリープ。

ヨーグルト&マンゴーミックスジュースは、ヨーグルトの小さじ2にマンゴーミックスジュースをストロー入れて3-4プッシュくらい。ここは容器の様子を見て調整ですね。

蓋をして、スティックを挿して・・冷凍庫で2時間凍らせる。
さあ、ちゃんとできるのだろうか・・・
〜2時間後〜
冷凍庫から取り出してみる。
おお、しっかり固まっている!

おおおお

ん・・?
事件その1

対してヨーグルトはやはり粘度もあるので、キャラメルクランチ、マンゴーミックスジュースともにきれいに全体に混ざっていました。
読者のかたも、チョコスプレーで彩りをつけるなら乳脂肪分多めのなにかとか、チョコスプレーがうまく分散する材料で作ることをおすすめします。
マンゴーミックスジュース×ヨーグルト、たいへんいい感じ。

さあ、容器から出すぞ……というところで、
事件その2

バーからスッ!ときれいに取れないw ここは100均一の限界か…?

説明通りにやったもののスティックを抜くときにどうしてもヒビが入ったり、割れたりしてしまいました…。いや、じぶんアイス、なかなかじぶんの思い通りにいかないもんだな。
なんでもじぶんの思い通りに行くわけじゃないんだよ?というお子様への情操教育に使えるのかもしれないな…。万全に準備して、ルール通りにやっても願いは叶わないことはあるんだよ、と。いや幼少時の記憶でそんなアイス教育イヤだな…。
はい、気を取り直して。
まあでも、大切なのはカスタマイズした味そのもの。
ベストはマンゴーミックスジュース×ヨーグルト。これはうまい!
「初めてなので形はやや崩れたけど、味はどうか…」
まずヨーグルト×キャラメルクランチ(一番右)。味付けはキャラメルの甘みのみなのだけれど…。
おお、これはうまい!ヨーグルトの乳成分の旨味と、キャラメルの甘み、コクがベストマッチ。それでいて清涼感もある。
次に真ん中のマンゴーミックスジュース×ヨーグルト。
これはうまい!
アイスキャンディー型ではダントツの優勝!マンゴーミックスジュースの濃いめの甘み、ヨーグルト酸味と乳感もピッタリあっている。
うわー、これ売ってたら買いたい(笑)マンゴーだけだと甘すぎるし、ヨーグルトのみだと飽きるけど、こうしてバランスされてるとすごくいいな…。
なるほど、これがじぶんアイスの醍醐味=好き度合いにかかわらず、甘味を思うがままに混ぜて固めてみることで、「こんなのあったのか!」という新たなスイーツを作り出すことができる…。
いや、もっと暑いときならなおさら痛感するんだろうけど、という意見はさておいて。
もう1品のカフェオレとチョコスプレー。
これは、うーん…。なんか乳感がたりない。前の2つがヨーグルトにしっかり足腰を支えてもらっていたからだろうか、カフェオレ固めました感が強い。
コーラを薄めたくないからコーラにいれる氷をコーラで作りました、のあの氷を単体で食べてる感じ・・・伝わるだろうか?要は物足りない。これだったらそのままカフェオレ飲もうぜ、となる味。
まあ、こうした試行錯誤も新しいチャレンジならではなのかもしれない。
じぶんアイス、まだまだ過渡期であり開拓期なのだ。
さて、チャレンジは続く。