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「ダバインディア」のDNAがここに!飯田橋「TOKYO BHAVAN(トウキョウ バワン)」で味わう南インドのヨーグルトカレー

外で食べる 2024.08.13

「ダバインディア」のDNAがここに!飯田橋「TOKYO BHAVAN(トウキョウ バワン)」で味わう南インドのヨーグルトカレー

こんにちは。筆者は「すしログ」という鮨専門サイトを運営しつつ、国内外の料理を食べ歩いて20年の「食の変態」大谷だ。食のために世界を放浪し、石毛直道先生を敬愛して文化人類学を専攻。食べ歩くだけではなく自ら料理することを是としている。

今回ご紹介する「TOKYO BHAVAN(トウキョウ バワン)」は、飯田橋にある南インド料理レストランだ。

こちらは2023年4月25日にオープンした比較的新しい店だが、インド料理好きであれば知らない人はいない。その理由は、京橋にあった名店「Dhaba India(ダバ インディア)」を継ぐお店だからだ。

TOKYO BHAVAN(トウキョウ バワン)

「ダバ インディア」は、2000年代に真のインド料理フリークたちから愛され、日本人に南インド料理の魅力を伝えた伝説の名店だ。

今のように東京に南インド料理店が多いのは、「ダバ インディア」の功績だと言える。筆者もインドを一周したことがあるが、帰国後に「ダバ インディア」の味は本物であると感動した。故に八重洲地区の再開発によって閉店するという情報が流れた時はショックを覚えたものである。

しかし、店長さんやシェフが独立して、「トウキョウ バワン」をオープンされたと聞いてホッと安心した。オープンから1年以上経っての訪問となったが、今回頂いたヨーグルトのカレーは絶品であった。

それでは、「トウキョウ バワン」の魅力を、お伝えしよう。

予習をして出かけたい!「TOKYO BHAVAN(トウキョウ バワン)」のメニューに注目

「バワン」とは何ぞや??と思うかもしれないが、「お屋敷」を意味する。なかなか壮大なネーミングであるが、お店は緊張せずとも誰でもリラックスできる雰囲気なので安心して頂きたい。

TOKYO BHAVAN(トウキョウ バワン) 店内

「トウキョウ バワン」はメニューが豊富で、料理写真がないため、訪問前の「予習」は必須である。

しかも、ネット上の情報の多くは定食である「ドーサ」や「ミールス」と一部のカレーに集中しているため、情報がないメニューは頼みづらいかもしれない。その際にはスタッフさんに聞いてみよう。親切に教えてくれるだろう。

TOKYO BHAVAN(トウキョウ バワン) メニュー
TOKYO BHAVAN(トウキョウ バワン) メニュー
TOKYO BHAVAN(トウキョウ バワン) メニュー

さて、数あるメニューの中から今回強く推したい料理は、非常に美味しいヨーグルトのカレー【小海老モルコロンブ】。これはヨーグルト好きならば絶対に食べて欲しい傑作だ!

それでは、実際の料理のレポートをお届けしよう。

南インドの扉を開く「TOKYO BHAVAN(トウキョウ バワン)」の料理で乾杯!

「トウキョウ バワン」で頂いた料理は以下のとおりだ。

  • ニルギリキーマシーク:750円
  • バワンヴェジグリル:950円
  • 小海老モルコロンブ:1,550円
  • レモンライス:1,100円
  • 生ビール:750円
  • ヴィジェイ アムリトラージ辛口:880円

リラックスして料理を待っていると、調理のさなかにカレーリーフの香りが広がり、実に食欲をそそられる。

ニルギリキーマシーク
ニルギリキーマシーク

ミントの香りが実に爽やか!ほんのりと辛くて、塩気は上品。鶏肉はジューシーかつ、もぎゅっとした食感も楽しめる。付け合わせのグリーンチャトニを使うと、香りと辛味がアップする。レモンを絞ってもバッチリだ。

バワンヴェジグリル
バワンヴェジグリル

ヨーグルトベースのソースに漬け込んだ野菜とカッテージチーズのグリル。厚切りのカッテージチーズが嬉しすぎるヴィジュアルだ。

マスタードの香りがバシッと広がり、ヨーグルトのやさしい酸味と、甘味が付けられたチリソースが他にない味わいを協奏する。

小海老モルコロンブ
小海老モルコロンブ

ヨーグルトの酸味とコクがしっかりと活きていて、ヨーグルトの香りも楽しめるので、ヨーグルト好きなら喜びに満ち溢れることだろう。マスタードシードの香りと苦味やクミンの香りがアクセントになる。

各種具材の調理も魅力的で、海老は臭くなくプリプリしていて火入れが良い。玉ねぎはシャキシャキと気持ち良い食感。コクの強さはあたかもチーズを思わせるほどだが、スパイス感と見た目から予想できないピリ辛が味を引き締める!

パッと見はコク主体のカレーのようだが、実際にはコクだけでなくスパイス感も楽しめる秀逸さ。ついつい夢中になってしまう傑作カレーだ。

レモンライス
レモンライス

そして、【小海老モルコロンブ】を頼む人が忘れてはならないのが【レモンライス】だ。

グレイビーと一緒に食べると味と香りの相乗効果が素晴らしい。レモンの香りが爽やかで、頂いてみるとクミンとフレッシュコリアンダーも香る。ナッツも【小海老モルコロンブ】と頂いた時のアクセントになる。

生ビールは隅田川ブルーイングのケルシュ。店名の「東京」らしいチョイス。
生ビールは隅田川ブルーイングのケルシュ。店名の「東京」らしいチョイス。
ヴィジェイ アムリトラージ辛口
ヴィジェイ アムリトラージ辛口

確かに「辛口」なのでコクのあるカレーとも合う。

開店と同時に予約客が続々と入店するほどの人気なので、予約は必須である。是非とも他にない味わいのカレーを味わって欲しい。

TOKYO BHAVAN(トウキョウ バワン)

住所:東京都千代田区飯田橋1-12-7 MSビル
電話番号:03-6256-9925
予約可否:予約可(ディナータイムのみ)
営業時間:11:30~15:00(L.O. 14:30)/17:00~21:30(L.O. 21:00)
定休日:月曜
お店の公式インスタグラム
https://www.instagram.com/tokyo_bhavan/

記事を書いた人

大谷悠也
大谷悠也

鮨研究家、文筆家、ブロガー。鮨の人気を高めるべく「すしログ」を運営し、全国を精力的に回る。鮨に限らず、旺盛な食欲と好奇心を腹に、日本国内外で6,000軒以上の飲食店を訪問。市場や生産者、醸造家のもとに足を運び、自ら調理も行う。

すしログ
https://sushi-blog.com/

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