こんにちは!料理研究家のダイちゃんです。
普段はヨーグルトアカデミーさんで「コンビニヨーグルトグルメ研究会」という連載記事を書いている私なのですが、今回は何やら楽しそうな「おつまみヨーグルトの会」が四谷のおしゃれな隠れ家的スポットで開催されると聞きつけ、潜入(の割に堂々と)してきましたよ〜!
イベントのテーマは、お酒と楽しむ「ヨーグルトを使った世界の料理」。
日本ではデザートのイメージが強いヨーグルトですが、世界各国ではヨーグルトを調味料や煮込みなどさまざまな料理に使用しています。
今回は、5月15日「ヨーグルトの日」を記念し、世界各国で食べられているヨーグルト料理をお酒とともに楽しもう!という趣旨だそうです。
シェフは、世界を旅しながら各国の料理を研究してきた、フードプランナーの桑折敦子さん。

桑折さんは、2004年にスープストックトーキョーを運営する(株)スマイルズに入社後、スープストックトーキョーの商品開発などに携わってきました。
これを読んでいる方の中にも、桑折さんが企画したメニューや商品を、知らず知らずに食べている方も多いはず!その後、2017年に独立し、フードプランナーとして活躍の幅を広げられています。
レバノン、トルコ、ギリシャ・・・続々と並ぶ世界のヨーグルト料理たち
さて、今回の会場は「ハリスタ四谷」という日替わり店長が運営するおしゃれなバー。

ムム、いったいどこでヨーグルト料理が味わえるのか一見分からない・・・と来場した皆さんが不安になる雰囲気ですが、なんと奥の広大なスペースには、キッチン、湯気、そして美味しそうないい香りが・・・!

平日やや早め(18:30)のスタートということもあり、ゆっくりめに集まるヨーグルトアカデミアンの皆さんに合わせて、料理も少しずつそろっていきます。

まず最初に顔を揃えた4品のご紹介をしていきましょう。

ひよこ豆のフムス。
フムスは、ゆでたヒヨコマメに、ニンニク、練り胡麻、オリーブオイル、レモン汁などを加えてすりつぶし、塩で調味したペースト状の料理のこと。
※味の感想は記事の後半に・・・

華やかに目を引くのは、ビーツのフムス。
ヨーグルトソースを加えるところがレバノン風だそう。
こちらとひよこ豆のフムスは、そのまま食べてもいいし、パンをディップして食べてもいい。


こちらのコールスローサラダもレバノン風!ドレッシングにヨーグルトがふんだんに使われている。
添えられたエディブルフラワーの花びらもまた美しい。

こちらは「ザジキ」。きゅうり、ヨーグルト、にんにくを使ったヨーグルトソースのサラダだ。その組み合わせを聞くとインド料理の「ライタ」を彷彿するなぁ。
などと食べる前から脳内でよだれを垂らしてひとりごちていたら、次から次に目玉料理が投入されていく!

ラムがもりもりと入ったスパイス煮込み。煮込みストの自分にはたまらない!
ひときわ華やかで美味しそうな香りを放つ煮込みの登場に、ヨーグルトアカデミアンたちのシャッターも止まらない!

煮込みに次いで登場したのは・・・

南インド風 野菜のヨーグルトカレー!見た目はダール(豆カレー)のようだが、華やかな黄色と優しい香り。
カレーにはベイリーフなどいろんなホールスパイスがミックスされたものを焦がしたやつがあと乗せで、バチバチと音を立てながら桑折さんの手でライドオン!!ジュワーー!歓声が上がる!

そして!そこに堂々とやってきたレモンライス。これはうれしい。

野菜カレーとの華やかな黄色のコラボと香りは、まさに食欲のイエロー・マジック・オーケストラ♪
そしてチョルバ(スープ)も到着。

桑折さんの「揚げ物は揚げたてを食べてほしい」という気遣いで、「鶏なんこつのスパイス揚げ」1皿を残し、料理が勢ぞろいした!

いざ実食!
着々と揃う料理たちにつられるかのように、ヨーグルトアカデミアンの皆様も集い始めた。
さあ、いただきます&乾杯の時間だ!
乾杯の挨拶は、様々なフードイベントをプロデュースしている、羊齧協会主幹事の菊池さん。
羊齧協会は、羊肉文化を日本に普及させることを目的にした団体とのこと。
ヨーグルトアカデミー事務局より「ヨーグルト白書」のご紹介、そして早く食べたくて仕方ない皆さんの空気に急かされ(?)乾杯!


私もしっかりと、各料理をバランスよく盛ってみましたよ。

それでは一品ずつ食レポしてみたいと思います。
まずはレバノン風コールスローを一口。
しっかりした歯ごたえの中に、発酵の旨味とヨーグルトの酸味が絶妙・・・なんというか「リズムと調和」さえ感じる一品。野菜のうまみとも相まって、一口目として最高の出だし・・・
次にビーツのフムスを、パンを付けずそのままパクリ。ビーツの華やかな色が目を引くので、ビーツ感がすごいのかな、と思ったら塩味と酸味のバランスの良さがなによりGood!
フムスとしての美味しさがビーツの個性を乗りこなしている感じ。これはいいね・・・パンにつけると、パンの香り、フムスの旨味それぞれが引き立つ。うーん、素晴らしい、、
ここで揚げ物を挟んでみようと、鶏なんこつの唐揚げ Featuring にんにくヨーグルトスパイスソース。
鶏なんこつのはごたえ、スパイスの香り、ソースの旨味・・・もだが、なんだこの「さっぱり、あっさりした食べ口」は!揚げ物特有のしつこさやモッタリ感は皆無。
思わず気になってなんの油なのか桑折さんに聞いてみたところ「普段は米油だが、今回は量が多いのでサラダ油で揚げている。そして、油以上にポイントなのは粉。タピオカでん粉を混ぜて揚げることでさっぱり仕上がるの」とのこと。
すっかり街で見かけなくなったタピオカ、こんなところでも活躍していたのか・・・!
興奮さめやらぬままザジキをいただく。
ザジキこそ「ヨーグルトアカデミー的」というか、「ヨーグルトの質感と、塩分とのコラボによるおいしさがシンプルにストレートに楽しめる料理」かもしれない。ヨーグルトを飯として食ってるぞ!という感じが一番味わえる料理だ。これは日本の料理では味わえない感覚だよなぁ。ヨーグルトをこう使うんだ、という。
お次は、ひよこ豆のフムス。
なんというか、凄くシンプルな味付け(塩とオリーブオイル)なのに「ゴツい!」と思ったフムス。豆料理なのに骨太なのだ。食べごたえと旨味。シンプルな料理でも作る人でこれだけ変わるのか、とまた感動。
ガツンとおいしいフムスのあとにチョルバを挟む。レシピを聞いて「ライタっぽいな」と思っていたが、やはりイメージ通り!なんだけど、ライタよりも塩味が絶妙にプラスされていて「ジョギング走ったあとに一気に飲み・・食べたい」と思った。身体の栄養がググンと補給される、そんな冷製スープだ。
そしてお待ちかね、カレーと煮込みを食す。
ここは贅沢に、野菜ヨーグルトカレー、ラム煮込み、レモンライスをあわせていただく。

まーーーこれがうまい!!豆とスパイス、レモンの香り、ゴツゴツしたラムの食べごたえ・・・
単体でも味わってみようとラム煮込みをすくって2杯目。
ラムの旨味に、旨味、甘み、スパイシー。
塩とトマトが舞台を作り、ヨーグルトが華やかにライトを照らし、ラムがメインステージでダンスする、そんな味わい。
延々と食べ続けてしまう。
そしてまたチョルバを口にすると、ラムとカレーとともに踊り息を弾ませた口の中が鮮やかに濃厚にリセットされる。無限ループでスプーンが進み続ける・・・
参加者の皆さんも思わず顔がほころぶ。

余韻でニヤニヤしていたら、デザートが登場。
トルコ風はちみつヨーグルト。なんと豪勢に、ゴロッとハチノスが入っている!プロポリス!

お腹もいっぱい、口の中も甘美に幸せ。
アカデミアンたちの笑顔も踊る。

ヨーグルトとお酒、料理の面白さにますますトリコになった夜でした。
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ヨーグルトとお酒、料理の面白さにますますトリコになった夜。すでに次回のイベントが待ち遠しい!