食べ方や原材料にこだわる進化形グリークヨーグルトカフェ「& Yogurt（アンドヨーグルト）」が表参道にオープン！

こんにちは。筆者は「すしログ」という鮨専門サイトを運営しつつ、国内外の料理を食べ歩いて20年の「食の変態」大谷だ。食のために世界を放浪し、石毛直道先生を敬愛して文化人類学を専攻。食べ歩くだけではなく自ら料理することを是としている。

今回ご紹介する「& Yogurt（アンドヨーグルト）」は、グリークヨーグルトをウリにする表参道のカフェだ。

グリークヨーグルトは韓国での流行を受けて、日本でも注目されているヨーグルトの食べ方で、しっかり水切りしたヨーグルトをお皿に盛り、フルーツやサラダを飾ったものだ。

もともと日本では「ギリシャヨーグルト」あるいは「水切りヨーグルト」と言う名前で呼ばれていたが、美容の国として定評のある韓国から輸入される形で「グリークヨーグルト」に名前を変えて、人気が再燃している次第だ。

男性、しかも40代前半の筆者でも流行を耳にしていたが、専門店に行くのは初めて。期待を高めて伺ったところ、期待以上に美味しかった。店内のお客さんは95％が女性であったが、男性でもヨーグルト好きならば間違いなく訪問する価値がある。

それでは、「& Yogurt（アンドヨーグルト）」の魅力を、お伝えしよう。

食事系もデザート系も充実！限定品も見逃せない「& Yogurt（アンドヨーグルト）」

表参道の「& Yogurt（アンドヨーグルト）」は2024年９月13日にオープンしたばかりの新規店だ。お店はAoビルの裏手にありアクセス至便だ。

メニューはシンプルで、食事系とデザート系のヨーグルト料理に分かれている。事前会計なので、訪問前に頼むものを決めておくとスムーズに入店できるだろう（メニューは公式Webサイトに掲載されている）。

「& Yogurt（アンドヨーグルト）」の看板であるグリークヨーグルトについては、「国産の最高品質のヨーグルトを独自にブレンド」し、早く水を抜くために、圧力を掛けて適量の水を抜いているそうだ。その結果「酸味が少なくて口当たりがなめらかでコクのあるグリークヨーグルト」を作っているそう。実際に頂いて謳い文句には納得した。

また、日本初となる「A2ミルクを使用したオーガニック100％グリークヨーグルト」も数量限定で用意されている。「A2ミルク」とは、乳中のたんぱく質の内βカゼインがA2タイプ100％の牛乳で、要は乳牛として品種改良される前の牛の乳のこと。自然派食品としてアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドなどで急速に普及している。

韓国式のグリークヨーグルトに加えて、各種健康的なトレンドをいち早く採り入れているのが「& Yogurt（アンドヨーグルト）」だ。それでは、実際の料理のレポートをお届けしよう。

見た目以上におなかにたまる！組み合わせのセンスが光る「& Yogurt（アンドヨーグルト）」のメニューとは？

「& Yogurt（アンドヨーグルト）」で頂いた料理は以下のとおりだ。

ホエイドリンク（ザクロ）：880円
炭火ローストビーフ&ケールサラダ：1,780円
ビューティースーパーフード：1,680円
オーガニック100％グリークヨーグルト＋200円

ドリンクは表参道らしい高級価格だが、なんと気前が良いことにLINEのともだち追加でドリンク一杯無料！訪問される方は是非とも活用されると良い。

ちなみに、ヨーグルトはお持ち帰り可能で、以下の通りのお値段だ。

ブレンドグリークヨーグルト100g：750円
オーガニック100% グリークヨーグルト（１日数量限定）100g：950円

写真を見ると、男性はもちろん女性の方でも「足りるのかしら？」と思う人がいるかもしれない。しかし、意外にもお腹にたまる。グリークヨーグルトのコクが強いことに加えて、キヌアやチアシードが効果的に用いられているためだろう。ヘルシーな料理だ。

ほんのりと酸味が効いていて爽やか。市販品のヨーグルトのホエイのようなとろりとしたテクスチャーや酸味とは一線を画す。氷が多めで下にシロップが沈んでいるので、二口目から混ぜるのが良い。

国産牛のミスジとケール、オーガニックキヌア、オーガニックカルフォルニアレーズンで構成された食事系のサラダ。焼肉屋のタレを使った「& Yogurt」特製のオリジナルソースとともに、ハンガリー産アカシアハニーがかけられている。そこに盛り付けられたグリークヨーグルトは濃密なテクスチャーだ。

味わいも濃厚で、上品な酸味が爽やかな印象を与える。料理に馴染むヨーグルトで、「こういった使い方ができるのか〜」と学びがある。

ドレッシングの味は強めて料理全体としての印象を強めている。ローストビーフ用のドレッシングはニンニクの香りが強めで、ゴマの濃厚さを活かした味わいだ。ハチミツの甘さも魅力。ヨーグルトと食べると酸味ととろりとしたテクスチャーが加わりバランス良し。レーズンやピンクペッパーがアクセントになり、食べ飽きない。

和牛のミスジを使ったというローストビーフは柔らかくてサッパリとした味わいもありつつ、和牛らしい香りとコクがある。よって、ヨーグルトとともに食べる喜びを伝えてくれる。ただ、肉は４枚なので成人男性の多くは知らないと「え？」となるはずなので事前にご了承のうえ（笑）。

男性的にはパンチのある料理名だ。注目が集まるスーパーフードを用いていて、しかもオーガニックにこだわっている。カカオニブ、キヌア、チアシード、グラノーラ、焼きココナツ、バナナ、いちご、ヨーグルトで構成されている。筆者はこちらのヨーグルトを、限定のA2ミルクを使った【オーガニック100％グリークヨーグルト】に変更したが、正解であった。

【オーガニック100％グリークヨーグルト】は更に濃密なテクスチャーで、水分量はやや多め。そして、酸味も強めで濃厚だ。コクがしっかりあり、クリームチーズを思わせるヨーグルトである。

パクリと頂いてみると、キヌア、チアシード、グラノーラの食感にココナッツが良い香りを添える。食感や香りが多数あり、男としては新鮮な発見のある美味しさだ。美容に訴求しつつ、ちゃんと美味しい。一口ずつ組み合わせを変えて味を変化させる楽しさもある。フレッシュフルーツはイチゴ、バナナ、ブルーベリー。酸味と甘味のバランスが良い組み合わせだ。

店は20代の女性を中心に、大変な人気を博している様子であるので予約は必須だ。公式LINEで予約できるので、余裕を持って予約するのが得策である。

なおグリークヨーグルトに関しては、『みんなのヨーグルトアカデミー』でもたびたび紹介されているので、あわせて確認していただきたい。