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最新版!最近増えている「植物性ヨーグルト」とは?ロングセラーからSNSで注目の品までおすすめの12選

ヨーグルトラボ 投稿日:2024.05.01 / 更新日:2025.03.31

最新版!最近増えている「植物性ヨーグルト」とは?ロングセラーからSNSで注目の品までおすすめの12選

近年、植物性ヨーグルトが増えてきています。背景にあるのは、食の多様化や健康意識の高まりです。

ヨーグルトに限らず、植物由来の食品はプラントベースフードと呼ばれ、低糖質・低脂質であったり、食物繊維が豊富であったりというヘルシーさが魅力。また、動物性の食品に比べて生産過程での環境負荷が少ないなど、サステナブルな選択肢としてもニーズが増えています。

ヨーグルトの場合、大豆、ココナッツ、米、えんどう豆などが主原料。なかでも比較的多いのは大豆由来です。味わいの傾向は、牛乳由来よりも酸味やコクがマイルドで、さっぱりしていること。植物由来の主原料は、糖質や脂質が低いからかもしれません。

本稿では、具体的にどんな原料が使われ、どんな商品が出ているのかをお伝えするべく、今後いっそう注目を集めそうな植物性ヨーグルトを12品紹介します。

ヤクルトが立ち上げた大型新ブランド「豆乳の力」

「ソイビオ豆乳ヨーグルト」ブランドを展開していたポッカサッポロフード&ビバレッジからの事業譲渡を経て、ヤクルト本社が2024年10月に新発売したのが「豆乳の力」シリーズです。味は加糖のプレーンとブルーベリーのほか、無糖で大容量タイプのプレーンの3種類。

ヤクルトが立ち上げた大型新ブランド「豆乳の力」

製法の特徴は、豆乳を生きた乳酸菌とビフィズス菌で発酵させていること。ベースの豆乳はすっきりしたタイプなので、酸味が少なくクセのない、やさしい甘さとまろやかな口当たりに仕上げられています。

ヤクルト「豆乳の力」
内容量:400g / 110g

酸味控えめでとろとろクリーミー。「まるごとSOYカスピ海ヨーグルト」

ねばりのあるテクスチャーで愛される「カスピ海ヨーグルト」の植物性タイプが「まるごとSOYカスピ海ヨーグルト400g」です。前身は2020年にデビューした「大豆で作ったヨーグルト」で、2023年のリニューアルを経て今に至ります。

フジッコ「まるごとSOYカスピ海ヨーグルト」

独自のねばりと、酸味が少なくまろやかな味わいはそのままに、「カスピ海乳酸菌(クレモリス菌FC株)」を使用するなどレシピを刷新。この新製法により、よりまろやかでクリーミーかつふくよかな大豆風味となりました。

フジッコ「まるごとSOYカスピ海ヨーグルト」
内容量:400g

鉄分が豊富なデザート系。「WABIO 国産大豆の豆乳ヨーグルト」

2022年の首都圏におけるテスト販売を経て、翌年に全国で発売されたのがニッスイの「WABIO」ブランド。2024年にリニューアルし、現在は「WABIO 国産大豆の豆乳ヨーグルト バナナ味」と「同 あまおう®味」の2フレーバー展開となっています。

ニッスイ「WABIO 国産大豆の豆乳ヨーグルト」

原材料には国産大豆から作った豆乳を使用。鉄分、大豆イソフラボン、食物繊維、葉酸が豊富で、なかでも鉄分は胃にやさしくて吸収性がよい、鉄の味がしにくい食品素材を採用しているのが特徴です。

ニッスイ「WABIO 国産大豆の豆乳ヨーグルト」
内容量:85g

醸造発酵の酒粕ヨーグルトがベース「酒かすのやさしいドリンク」

2024年12月、日本の発酵醸造の恩恵で体と心を整える新しい“醸活”の提案として新発売されたのが「酒かすのやさしいドリンク」。2020年に発売された、酒粕を乳酸菌で再発酵して開発した植物性ヨーグルト「JOGURT(醸グルト)」がベースとなっています。

醸グルト「酒かすのやさしいドリンク」

「酒かすのやさしいドリンク」のフレーバーは、あまざけ、いちごシェイク、グリーンスムージー、ゆずレモネードの4種類。酒粕と乳酸菌の豊富な栄養を、1本で手軽にとれるドリンクということで、これからより注目度も高まるでしょう。

醸グルト「酒かすのやさしいドリンク」
内容量:130g

「ふなずし」の乳酸菌が生きたお米のヨーグルト「シュワグルト」

滋賀県を代表する郷土料理の「ふなずし」。この伝統食で培われた3種の乳酸菌を使い、有機米と平成の名水百選の湧き水で作られたお米のヨーグルトが「シュワグルト」です。味は、生きた二酸化炭素によるシュワシュワ感と、酸っぱめのテイストが特徴。ラインナップにはプレーンのほか、じゃばら味などもあります。

ふなずし「シュワグルト」

同商品は2017年に「滋美恵(じびえ)グルト」の名で発売され、2021年に「シュワグルト」に。2024年には「にっぽんの宝物 JAPANグランプリ2023-2024」で「ヘルシー&ビューティー部門」のグランプリと「フィナンシェ賞」をW受賞し、その後「にっぽんの宝物 世界大会 2024 in Singapore」では「にっぽんスイーツ部門」で準グランプリを受賞。海外からも注目されている一品です。

ふなずし「シュワグルト」
内容量:500g / 70g

GABAが豊富な発芽大豆をたっぷり使った「飲む豆乳ヨーグルト」

若者の豆腐離れを解決したい! との想いから生み出されたのが「飲む豆乳ヨーグルト」。鳥取県の豆腐メーカー・楽粹(らくすい)が、2023年に新発売しました。豆乳のベースが、栄養価の高いGABAを豊富に含む発芽大豆であることも特徴です。

楽粹「飲む豆乳ヨーグルト」

発芽大豆の原材料は、鳥取県産の希少な古来品種「大山2001」。また、北海道産のてんさい糖と鹿児島県産のさとうきびを使い、やさしくまろやかな甘さに。兵庫県・甲南大学の学生が起案し、鳥取生まれのイラストレーターが手掛けたキュートなパッケージもポイントです。

楽粹「飲む豆乳ヨーグルト」
内容量:100g

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記事を書いた人

中山秀明
中山秀明

ジャンルを問わず食の分野に詳しいライター/フードアナリスト。もちろんヨーグルトも好きで、特にフローズンヨーグルトに目がない。さまざまな雑誌やウェブメディアにおいて編集と撮影を伴う取材執筆を行うほか、TVや大手企業サイトのコメンテーターなど幅広く活動中。

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