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ヨーグルトは、わたしの常備ソース。|料理家リレーエッセイ&レシピ01|今井真実さん

ヨーグルト愛の人々 2024.11.26

ヨーグルトは、わたしの常備ソース。|料理家リレーエッセイ&レシピ01|今井真実さん

日々の食卓を彩る身近な存在であり、国や地域、個人によってさまざまな楽しみ方があるヨーグルト。

この連載では、料理家やエッセイストによる、ヨーグルトにまつわるエピソードやレシピを、リレー形式でお届けします。

今回レシピを紹介してくれるのは、料理家の今井真実さんです!

みなさん、ヨーグルトはいつ召し上がりますか?朝ごはん、それとも、おやつの時間…?

しかし、私の一番好きな食べ方は、食事中。もっといえばお酒を飲みながら。要は、料理やおつまみに使うことが好きなのです。

特によく使うヨーグルトは無糖のもの。ギリシャヨーグルトや水切りヨーグルトです。

その昔、トルコ料理のレストランに足繁く通っていた時期がありました。そこで必ず頼んだのはその日のおまかせの「メゼ」。「メゼ」はトルコでは前菜のことを指します。

数種類の「メゼ」を頼むと、必ず入っているのがヨーグルトを使った料理でした。ナスをヨーグルトで和えたり、きゅうりとスープにしたり。ヨーグルトと、塩、肉や野菜の組み合わせはどれもおいしく、驚きにあふれて、夢中になりました。

それからというものヨーグルトを冷蔵庫に常備して、調味料としてすぐに使えるようにしています。

今回ご紹介する料理はトルコ料理のレストランで食べた味を、再現したくて何度も試作したレシピ。こっくりしているのに、ヘルシー。そんな“うらはら”なところも、好きなんです。

ヨーグルトとほうれん草のディップのレシピ

ヨーグルトとほうれん草のディップのレシピ

材料

  • ほうれん草:1パック
  • 玉ねぎ:1/2個
  • にんにく:2かけ
  • サラダ油:小さじ2
  • 塩:小さじ1/2
  • ギリシャヨーグルト(水切りヨーグルト):80g

作り方

フライパンに湯を適量沸かします。ほうれん草1パックをざく切りして、しんなりするまでしっかり茹でてザルに取り、水にさらしたらぎゅうっと絞っておきましょう。

同じフライパンの水気を拭いて、玉葱スライス1/2個分、潰したにんにく2かけ、サラダ油小さじ2を入れて、中火でソテーします。

玉ねぎが透明になったら、ほうれん草を入れてさらに炒めます。しんなりしたら、お塩小さじ1/2を入れて、水気をしっかり飛ばします。

完全に冷めたら、ギリシャヨーグルト80gを加えてブレンダーまたはフープロにいれてなめらかになるまで撹拌してください。

ここで味見をして、お塩を少量足してみて。好きな味になるまで、自分で調整します。器によそったら、仕上げにオリーブオイルをひとまわしして完成。

ディップなのでパンや肉や魚のソテー、揚げ物などに添えて。

ディップなのでパンや肉や魚のソテー、揚げ物などに添えて。

写真はイワシのフライで、タルタルの代わりにもなります。

でも、そのまま食べたいほど、旨みがたっぷりで濃厚な食べ心地です。

リレーエッセイ、次回は料理人・飲食店プロデューサーの稲田俊輔さんが登場します。

お楽しみに!

記事を書いた人

今井真実
今井真実

兵庫県神戸市出身、東京都在住。レシピやエッセイ、SNSでの発信が幅広い層の支持を集め、雑誌、web、企業広告など、多岐にわたる媒体でレシピ制作、執筆を行う。

身近な食材を使い、新たな組み合わせで作る個性的な料理は「知っているのに知らない味」「料理が楽しくなり何度も作りたくなる」と定評を得ている。著書に『毎日のあたらしい料理 いつもの食材に「驚き」をひとさじ』(KADOKAWA)、『いい日だった、と眠れるように 私のための私のごはん』(左右社)、『料理と毎日 12か月のキッチンメモ』(CCCメディアハウス)『フライパンファンタジア』(家の光協会)など。

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