日々の食卓を彩る身近な存在であり、国や地域、個人によってさまざまな楽しみ方があるヨーグルト。
この連載では、料理家やエッセイストによる、ヨーグルトにまつわるエピソードやレシピを、リレー形式でお届けします。
今回レシピを紹介してくれるのは、フランス料理人のたくまんまkitchenさんです!
ヨーグルトで表現する、やさしい酸味の記憶。
酸味には、性格がある。鋭さもあれば、やわらかさもある。
フランスのアルザスで食べたシュークルートは、大皿のキャベツと肉から力強い香りが立ち上り、土地そのものを閉じ込めたような味だった。時間をかけて発酵させたザワークラウトの酸味は、どこか骨太で、異国の空気をまとっている。
一方で、ヨーグルトの酸味はやわらかく、どこか家庭的。
そこで作る“なんちゃってシュークルート”。塩もみキャベツにヨーグルトを合わせ、発酵の時間をショートカットする。煮込めば酸味は丸くなり、キャベツの甘みと溶け合う。
本物とは違うが、それでいいと思うし、それがいいと思う。
ザワークラウトは不要!なんちゃってシュークルート
材料(2食分)
- キャベツ 1/2玉(600g)
- ヨーグルト 400g
- 豚バラ肉(焼肉用) 200g
- ソーセージ 1pc(5~6本)
- 塩 6g(材料全体の重量の1%)
- 胡椒 適量
- 粒マスタード お好みで
※キャベツの量は鍋のサイズに合わせて増減してもOK
1.キャベツは5-8mmの幅で千切りにして、ボールに入れて塩で揉み、15分ほど置いておく。
2.しんなりしたキャベツにヨーグルトを合わせて、鍋に敷き詰める。ソーセージを埋め込み、その上から豚バラ肉を並べる。
蓋をして中火にかける。沸騰してきたら弱火にして約20分煮込む。
3.蓋を取り、煮汁を半量ほどに煮詰める。その後、キャベツの味を見て塩胡椒で味を調える。粒マスタードを添える。
他にも具材はジャガイモや人参、豚肩ロースやベーコンなどもいいと思います。白ワインやビールととても合うので、試してみてください:)
リレーエッセイ、次回はプロ飲兵衛/酒飲み料理研究家の入江 豪さんが登場します。
お楽しみに!

