暑中お見舞い申し上げます。
365日、私たちの暮らしを楽しませてくれるヨーグルトですが、夏は特にヨーグルトが似合うと思いませんか。
夏野菜につけるディップ、BBQの牛肉やラムチョップのソース、そしてゼリーやフローズンなど、ひんやり冷たい夏のデザートとしてもおすすめです。
ただ今回はメニューの話ではなく、この時期のヨーグルト習慣が、体調管理もサポートしてくれるよ、というおはなしです。
熱中症や夏バテはどうして起こる?
まずは熱中症について。
7月に入ると、連日のように小学生や高齢者が熱中症で搬送されたニュースを耳にしますね。
熱中症は体内に熱がこもると起こる症状で、特に梅雨明けの蒸し暑い時期は、急に気温が高くなるのにカラダが対応できず、発症しやすいと言われています。
体内にこもった熱は、汗をかくことで下げることができます。そのため、夏本番を迎える前から汗をかけるようにカラダを慣らす「暑熱順化」が大切と言われています。
夏バテはどうでしょう。
熱中症対策として、汗をかけるカラダづくりがいいと書きましたが、今度は汗をたくさんかきすぎると、体内の水分と一緒にミネラルが不足し、脱水症状を起こします。
そのため頭がぼーっとしたり、頭痛や吐き気に襲われたりすることも。
また、エアコンによる屋外と室内との気温差によって自律神経が乱れると、疲労感、倦怠感、食欲不振などが出て夏バテ症状になってしまうのです。
塩ヨーグルトドリンクをおすすめする5つの理由
そんなまさに、体調を崩しやすい夏場におすすめなのが「塩ヨーグルトドリンク」。
必要な水分、塩分、糖分を一度に補給できる「塩ヨーグルトドリンク」はスーパードリンクなのですね。
塩ヨーグルトドリンクをおすすめする5つの理由
- ヨーグルトに含まれる糖が、水分の吸収を高めてくれる
- ヨーグルトにはカラダの機能を調節するミネラルや、疲労回復を助けるビタミンBが含まれる
- 乳たんぱくには保水力と発汗作用(熱を逃がす)がある
- 乳酸菌が腸内環境を整え、水分や栄養の摂取を助けて、体力と免疫力をダブルで鍛える
- 脱水時に必要な塩分を摂取することができる
出典:医療福祉センターさくら・服部益治院長監修「ヨーグルトニュースレター vol.31」(2021.6)より
世界で飲まれている「塩ヨーグルトドリンク」の作り方
【作り方】
(1人前:200ml)
- プレーンヨーグルト(無糖):100g
- 水(または炭酸水):100ml
- 塩:少々
- レモン汁(お好みで)
(4倍量:800ml)
- プレーンヨーグルト(無糖):400g
- 水(または炭酸水):400ml
- 塩:適量
- レモン汁(お好みで)
上記の材料をスプーンやフォークでよ〜く混ぜるだけ。
今回は、どこでも手に入るプレーンヨーグルトを使った作り方を紹介しました。
甘みのないプレーンののむヨーグルトを使うとすぐ混ざるのでさらに簡単。
プレーンヨーグルト1パックが400g程度なので、4倍量でつくって冷蔵庫で保存し、お茶の代わりにごくごく飲むのもおすすめです。
ヨーグルトに水と塩!?とちょっと意外に思う方もいるかもしれませんが、塩味のヨーグルトドリンク、実は世界では定番です。
ブルガリアでは“アイリャン”、トルコでは“アイラン”、ギリシャでは”アリアニ”、イランでは“ドゥーグ”…これらすべて、プレーンヨーグルトの水割りのこと。
水割りや炭酸割りにして少し塩味をつけることで、のど越しがいいのにとてもさっぱりして、食事中のドリンクとしても合うんです。
ミントなどのハーブをのせたり、スパイスをきかせたらスタイリッシュなモクテルにもなりますね。今年の夏は、塩味のヨーグルトドリンクにハマりそう。みなさんもぜひお試しください♪
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