水切りヨーグルトが流行っている。水切りヨーグルトとは、言い換えればグリークヨーグルト、ギリシャヨーグルトのことだ。
市販品もあるが、専用の容器や珈琲フィルターなどにヨーグルトを入れ、数時間から一晩おいて水を切れば自宅でも作れる。
ねっちりとしたテクスチャーと、リッチで濃厚な風味は、まるで練り上げたクリームチーズのよう。蜂蜜などをかけて食べてもいいし、料理にも幅広く応用できる。昨今はグリークヨーグルト専門店もオープンしているので、流行に敏感な方はよく知っていることだろう。
しかし、道具を使って水を切るのは若干面倒くさい。そこで、水を切らずに水切りヨーグルトができないか考えてみた。
目次
- 水を吸いそうな食材で水切りヨーグルトを作る
- 水を切らない水切りヨーグルトづくりにトライ
- 【水切り食材①ドライマンゴー】年中フレッシュテイストなマンゴーを食べられる錯覚に狂喜!
- 【水切り食材②なつめチップス】フリーズドライの吸水力を実感!アジアンテイストなグリークヨーグルト
- 【水切り食材③即席しるこ】とろーりもったり。和テイストなあずきヨーグルトクリーム
- 【水切り食材④マシュマロ】洋酒ドーピングで激変!ふわもこおしゃれスイーツの誕生
- 【水切り食材⑤干しいちじく】ジャムを加えるより濃厚でリッチな味わい。ワインのつまみにも
- 【水切り食材⑥南部煎餅(ピーナッツ入り)】まるで軟式テニスボール!最強の吸水力
- 水切り食材×ヨーグルトは楽しておいしいものを食べる近道だ
水を吸いそうな食材で水切りヨーグルトを作る
用意したのは、以下の6つの食材だ。
右から反時計回りに、ドライマンゴー、なつめチップス、フリーズドライのお汁粉、マシュマロ、干しいちじく、南部煎餅。
そう、これらはすべて水を吸いそうな食材である。それでいて、ヨーグルトと相性がよさそうな気がする。では、どの食材がどのくらいヨーグルトからを吸い上げ、結果的に水切りヨーグルトっぽくなるのだろうか。言うまでもなく、美味しさも追求したい。
水を切らない水切りヨーグルトづくりにトライ
実験方法は以下のようにした。
- プレーンヨーグルトを70g用意する。
- 加える食材は30g。個数で数えられる食材は20~30gを目安とする。
- 1と2をラップに包み、一晩(約10時間)おく。開封して硬さを確認する。
ラップに包まれてぶよぶよしているヨーグルト。これが一晩明けるとどのようになっているのだろう。次のページでは、どの食材がどのくらい“水切りヨーグルト”になったかご紹介したい。