【水切り食材①ドライマンゴー】年中フレッシュテイストなマンゴーを食べられる錯覚に狂喜!
トップバッターはドライマンゴーだ。実は、すでに筆者の家ではドライマンゴーはヨーグルトに漬けて食べるものになっている。そのまま食べるより軟らかくまろやかな風味となり、リッチな味わいになるからだ。つまり、味の観点では実績のある間違いない食材だ。
今回は、そのドライマンゴーをヨーグルトの水抜きに使うので、いつもよりやや多めに入れてみる。これを適当な大きさにカットし、ヨーグルトに一晩漬け込む。ドライマンゴーがヨーグルトの水分を吸って膨らみ、ヨーグルトからは水分が抜けて水切りヨーグルト風になるはずだ。
[結果]マンゴーとヨーグルトに美味の相乗効果! もったりとしたペースト状に
マンゴー入りヨーグルトというより、マンゴーのヨーグルト和えのような雰囲気になった。質感は「水切り」というには水気が多く、もったりとしている。しかし、ドライマンゴーがヨーグルトのホエイ(乳清)を吸い、まろやかな酸味を帯びてぐんと風味が増す。食べるとねっとりとして、フレッシュマンゴーの一歩手前のような濃厚な味わいがたまらない。
マンゴーはとろっとした質感で、ドライマンゴーよりも香りが立っている。また、ヨーグルトの方にマンゴーの果汁がにじみ出て、美味の相乗効果も得られた。フレッシュマンゴーの旬は限られているので、秋冬にリーズナブルにフレッシュマンゴーのようなテイストを楽しみたいときはベストな方法ではないだろうか。
東南アジア土産でもらって持て余している方はもちろん、わざわざこのためにドライマンゴーを買いたくなる仕上がりである。
[評価]
水切れ度合:★★★
風味のよさ:★★★★★
寸評:水切れ度合いはいまひとつだが、乳酸菌たっぷりのホエイを吸ったマンゴーが美味。