こんにちは、ヨーグルトマニアの向井智香（むかいちか）です。

ここ数年で全国的にたくさんのヨーグルト専門店がオープンしており、新たな食文化の幕開けにワクワクしております！

そんな中で、今回は「イートインのあるヨーグルト専門店」に絞って、おすすめ３店舗をご紹介させていただきます。

これからの蒸し暑い季節、店内で涼みながらヨーグルトを堪能できるのは至福の時間。

お出かけのご参考にぜひ！

【名古屋】BOBRUNCH

愛知県名古屋市に2023年4月14日にオープンされた、自家製ヨーグルトショップ＆カフェ BOBRUNCH（ボブランチ）さん。

同地でまもなく創業100年を迎えるパッケージ会社、株式会社石渡さんが手掛けるお店です。

スイーツの包装資材を得意とする会社だけあって、抜群の魅せ方！

扉を開けると、まるで海外にワープしたかのよう。

フランス語で「きれい」「良い」を意味する「Bon」と、朝食・昼食を兼ねた食事を意味する「brunch」を掛け合わせた造語が店名の由来。

壁紙はフランスから取り寄せていらっしゃり、華やかなのにどこか温もりを感じる絶妙な空気感に気分が高まります。

プレオープン時の値札につき、金額部分にはボカシを入れてしまいましたが、テイクアウトで290円〜450円とかなりのお手頃価格。

この可愛らしいヨーグルトたちは、愛知県産の牛乳を原料に、店舗併設の製造室で丁寧に手作りされています。

もっちりツヤっとした質感のヨーグルトの真ん中に、自家製のいちごジャム。

BOBRUNCHさんのヨーグルトは、この「真ん中ソース」スタイルが特徴です。

向井のイチオシフレーバーは「あんこ」。

シルキーなヨーグルトにざらっとした風合いあるあんこの食感がたまらなく幸せ。

小倉トーストの文化を持つ名古屋らしい組み合わせに激萌えです。

ほかにもヨーグルトを使用した食パンやカヌレ、ヨーグルトに合うよう選ばれたコーヒーなどの軽食が充実しているので、まさにブランチを楽しみたいお店。

タクシーで10分ぐらいの距離に名古屋城があるので、観光ついでにいかがでしょう。

【宇都宮】Yogu Rich

栃木県宇都宮市に2022年１月31日にオープンされたYogu Rich（よーぐりっち）さん。

永島牛乳店さんの直営店です。

「搾りたてのおいしい牛乳を」と、昭和27年に2頭の牛の搾乳から始まり、かつては学校給食の牛乳なども製造されておりましたが、現在はヨーグルトの製造に専念されていらっしゃいます。

代表商品の「雅（みやび）」は商品名もパッケージも、既存のヨーグルトのイメージに囚われないオリジナリティ溢れるスイーツ系ヨーグルト。

聞けばこの商品名、現代表夫婦の息子さんのお名前から取った一文字だそうで、愛とぬくもりを感じてほっこり。

直営店なので商品の購入や発送ができるのはもちろんですが、ぜひ味わってみてほしいのが、商品をふんだんに使用したアレンジメニュー！

頻繁にメニューが更新されるので最新の内容はYogu RichさんのInstagramでご確認いただきたいのですが、向井の取材時（2022.06.29）のメニューを例にご紹介。

バニラが香るスイーツ系ヨーグルトの「雅」をベースに、アイスクリームやバウムクーヘン、クッキーなどがトッピングされています。
（この日は色々と試食させていただくため、バウムクーヘン少なめで作っていただきました）

ザクザクふわふわトロリ、甘いチョコソースやバニラの香りに満たされまくる豪華スイーツ。

焼き菓子は同じ栃木県内にある観光牧場「那須高原りんどう湖ファミリー牧場」さんのものが使用されておりました。

大きさを伝えたくて、向井入りで失礼します。

なんとこちら、「NAGASHIMA PREMIUM」という420gサイズの商品を丸ごと１個使用したドリンクなんです！

注文を受けてからブルーベリーやキウイとともにミキサーにかけて、出来立てを提供してくださいます。

とんでもないサイズですが、ミキサーで撹拌されたヨーグルトのさらりとした飲み心地やフルーツの酸味に誘われて、あっという間に飲み干してしまいました。

そして現在の注目商品は「けずりっち」。

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「雅」を凍らせて削った、超贅沢な「ヨーグルトのかき氷」です。

この３つで存分に感じ取っていただけたかと思いますが、永島牛乳店さんのアレンジはとことんスイーツ！

製品のヨーグルト自体にもプレーンは存在せず、蜂蜜を練り込むことで生まれるなめらかさを大切にされていらっしゃいます。

既存商品をベースに、サービス精神とヨーグルト愛をたっぷり詰めこんで仕上げられるオリジナルメニューをぜひ味わってみてください。

【東京・広尾】BioGaia Kafe

最後は2023年３月13日に東京・広尾にオープンされたBioGaia Kafe（バイオガイア キャフェ）さん。

厳密にはヨーグルト専門店ではなく「菌活ステーション」という新たな概念のお店です。

というのも、BioGaiaさんはスウェーデンのバイオベンチャー企業。

「ロイテリ菌」の国際特許を保有していらっしゃり、この菌を用いたヨーグルトやスムージー、サプリメントを提供するステーションという位置付けなんです。

お花屋さんと間違えられることもあるという華やかな装飾は、腸内フローラを意識したもの。

一部のハーブは摘み取ってスムージーにも使われています。

ショーケースに並ぶ茶色い瓶たち。

初めて見た時はジャムかと思ったのですが、左半分に並ぶ金色の蓋のものが牛乳のヨーグルト、右半分に並ぶ銀色の蓋のものが大豆のヨーグルトです。

ご覧の通り、中身は白いヨーグルト。

茶色いのは瓶の色で、ヨーグルトを光の劣化から守ってくれているのでした。

牛乳の成分は光にとても弱いので、容器の遮光性は風味を保つ上で非常に重要な要素。

そんなこだわりの瓶ですが、再利用されることを前提に作られているので価格には含まれず、この立地でも全てのヨーグルトが380円！

ありがたい限り。

わたしは持ち帰って食べることが多いので、瓶はきれいに洗って乾かしておき、次に買いに行く時に返却させてもらっています。

そしてこのBioGaiaさんのヨーグルト、味がめっっっっちゃくちゃおいしいんです!!!!!!

菌がメインかと思いきや、お乳の味わいがすんんばらしくて!!!!

広島の冠高原に専用の牧場をお持ちで、このヨーグルトのために搾乳されているというのが驚き。

果物も自家農園で完全自然農法で育つ柚子だったり、１個ずつ生でテイスティングしてから煮込み時間を調整される青りんごだったりと、抜かりない。

それぞれのフレーバーがまるで違う雰囲気なので、１個食べたとて次が予想できないのがまた魅力的。

BioGaiaさんのロイテリ菌はヒト由来の乳酸菌で、善玉菌には反応せず、悪玉菌を見つけた時だけ抗菌物質を作り出してくれるという優れもの。

口・胃・小腸・大腸の全ての消化器官に定着してコロニーを作ることができるので、口内環境のケアとしても注目されています。

ヒトに限らずあらゆる哺乳類に宿る善玉菌なので、ヒト用サプリ、ペット用サプリ、そしてワンちゃん用のおやつも用意されています。

カウンターでヨーグルトをいただいていると、可愛いワンちゃんのお客様が入れ替わり立ち替わり。

ペットに対するホスピタリティに溢れたお店なので、お近くで愛犬と暮らしていらっしゃる方はお散歩コースにぜひ。

まとめ

パッケージ屋さん、牛乳屋さん、菌屋さん。

それぞれお店の成り立ちが違うので、一口にヨーグルト専門店といっても、雰囲気もメニューも全く違う３店舗です。

いろんな企業さんが独自の角度でヨーグルトの食文化を創り出されていらっしゃり、ワクワクが止まりません！

まだまだ気になるお店は山ほどありますので、続編を乞うご期待。

今回も最後までお付き合いありがとうございました^^