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東京で味わう世界のヨーグルトスープ6品

外で食べる 投稿日:2025.10.31

東京で味わう世界のヨーグルトスープ6品

4.ロシアのヨーグルトスープ「オクローシカ」【錦糸町】SKAZKA(スカズカ)

オクローシカ ¥1,600(税抜)
オクローシカ ¥1,600(税抜)

冷製スープ「オクローシカ」は、ロシアの夏の風物詩です。

具材には茹で卵、茹でた肉、千切りにしたキュウリやラディッシュ、青ねぎ、ディルなどを使い、これらを細かく刻みます。この調理工程を「クローシチ」=「細かく砕く」と言い、「オクローシカ(細かく砕かれたもの)」というスープ名の由来となっています。刻んだ具材を、東スラヴ地域で古くから親しまれている黒パンの発酵飲料「クワス」で和えて作ります。

SKAZKA(スカズカ)の店内の写真

「オクローシカ」を提供する『スカズカ』は、知る人ぞ知るロシア料理レストランです。アジアの雑多な雰囲気が漂う錦糸町にありながら、店内は静かで落ち着いた雰囲気。テーブルクロスの柄や壁の可愛らしい装飾、さりげなく置かれた小物など、素朴で家庭にいるような温かみを感じます。

クワスの写真

「オクローシカ」は、伝統的には「クワス」を使うのですが、黒パン特有の酸味が苦手な人向けに、代わりのベースも使われるようになっています。ケフィア(ヨーグルトに似た発酵乳飲料)、アイラン(塩味の乳酸飲料)、マツォーニ(コーカサス地方のヨーグルト状発酵乳)がその代表格です。

『スカズカ』の「オクローシカ」もケフィアで作られています。日本人が想像するヨーグルトより、さらっとした液状のケフィア。飲むヨーグルトに近い印象をもちました。穏やかな酸味で爽快な風味は、暑い夏をしのぐのに最適でしょう。ドリンクとして「クワス」を飲み風味を比較してみても、酸味や炭酸感が抑えられ、クセがなく親しみやすいです。

オクローシカの写真

スープにはシャキシャキと新鮮な生野菜がたっぷり入っており、サラダを食べているような感覚でした。スープの容器も大きく、満足感が高い一皿です。なお、「オクローシカ」は夏季に食べられるスープのため、10月以降は提供していませんのでご注意ください。

SKAZKA(スカズカ)の看板の写真

ロシア人スタッフさんが料理の説明を丁寧にしてくれ、親しみやすさも魅力の『スカズカ』。ゆったりとした時間を過ごしながら、ロシアの家庭料理を味わってみてください。

SKAZKA(スカズカ)

東京都墨田区江東橋4-19-12 近代ビル2F
電話番号:03-3632-5772
アクセス:JR総武線「錦糸町」駅 南口 徒歩5分
営業時間:17:00〜23:30
定休日:日曜日・月曜日
食べログ:https://tabelog.com/tokyo/A1312/A131201/13103180/

5.ブルガリアのヨーグルトスープ「タラトル」【雑色】Orphic Bar(オルフィックバー)
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記事を書いた人

小栗拓馬
小栗拓馬

「東京グルメで世界一周」をテーマに、東京にいながら楽しめる“世界の食”を探求。70ヵ国以上を渡航した経験をもとに、本場の味を選び抜いて紹介している。週末だけで年間365食以上を食べ歩き、累計4,000軒以上を訪問。世界のグルメ専門家として、TV・ラジオ出演・Kindle本出版も行っている。

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