5.ブルガリアのヨーグルトスープ「タラトル」【雑色】Orphic Bar(オルフィックバー)

ブルガリアの冷製ヨーグルトスープ「タラトル」は、暑い夏に食べられる定番料理です。ヨーグルト、きゅうり、ニンニク、ディル、クルミ、水、油などを使って作られます。「タラトル」の起源はトルコ料理にあるとされ、これはブルガリアがオスマン帝国の一部であったことに関係しています。実際、トルコの冷製スープ「ジャジュク(Cacık)」に似ていると感じました。

「タラトル」が食べられるのは、都内唯一のブルガリア料理店「オルフィックバー (雑色)」。ブルガリアで長年暮らしていた店主が作る料理は、どれも本場の味です。夏季通常メニューにはありませんが、店内のボードに載っていれば注文できます。

ヨーグルトの酸味は控えめで、軽くてさっぱりしたスープです。ニンニク、ディルが爽やかさを引き立てています。店主いわく「ニンニクが重要な要素で、入れないとスープの風味が単調になってしまう」とか。きゅうりのシャキシャキ感がみずみずしく、冷んやりとした口当たりです。飲むサラダのような印象を受けました。

それ以外のブルガリア料理は、こちらの記事で紹介しています。ヨーグルトを使ったサラダや煮込み料理など、ヨーグルト好き必食の料理が盛りだくさんです。併せてご覧ください。
小さなお店なので、店主との距離感が近いのも魅力です。ガイド本やウェブの情報では分からない、リアルなブルガリアの話が聞けます。個人経営のため、開店日前日の14時までに予約が入っていない場合、休みになります。予約をした上で来店してくださいね。
Orphic Bar(オルフィックバー)
東京都大田区仲六郷2-42-3 TFハウス
電話番号:080-7859-7940
アクセス:京急・雑色駅より徒歩1分
営業時間:木曜日〜土曜日 18:00〜22:00
定休日:日曜日〜水曜日、前日の14時まで予約のない営業日
公式HP:http://zagorie.jp/


