5月15日は何の日かご存じですか?
そうです、「ヨーグルトの日」です!
「ブルガリアに長寿者が多いのは、ヨーグルトに含まれる乳酸菌のためである」というヨーグルト長寿説を提唱し、世界中でヨーグルトを広めるきっかけを作ったノーベル賞受賞者・イリヤ・メチニコフ博士の誕生日に由来しています。
「みんなのヨーグルトアカデミー」はこのヨーグルトの日を記念し、このたび、ヨーグルトの消費者の中での立ち位置や消費傾向を、SNSを中心に集めたデータやアンケートを解析してまとめた「ヨーグルト白書2023」を発表しました。
PDFを見る専門家のご意見や、海外の方のご意見、また企業や団体などのデータなども合わせた、日本における「ヨーグルトの今」が見える白書です。
白書公開の背景
1970年の大阪万博をきっかけに、日本でプレーンヨーグルトが発売されてからおよそ50年。
今やヨーグルトは、多くの人が知っている食品です。
好き嫌いは別として、食べたことがない人はほぼいないでしょう。
ユーロモニターの統計によると、日本人1人あたりの年間ヨーグルト消費量はおよそ10.3kg。
スーパーなどの量販店では、乳酸菌の健康価値を謳ったものから、フルーツたっぷりのデザート系まで、多種多様なヨーグルトが発売されています。
またSNS上では、ドライマンゴーをヨーグルトに漬け込んだ「おかえりマンゴー」、パインアメ(パイン株式会社)を入れて一晩おいた「パインアメヨーグルト」などが注目されました。
しかし、日常の一部となったヨーグルトは、「よく食べるけど、あまり意識しない」食材でもあります。
みんなのヨーグルトアカデミーを運営し、ヨーグルトを知れば知るほど、その傾向が強いことに気づきました。
みなさんは、友だちと自分のヨーグルト習慣について話したことがありますでしょうか?
「隣の人はどんなヨーグルトを食べているのか?」「どのように食べているのか?」
あまり知られていないみんなのヨーグルト事情を知りたいという思いから、消費者の動向や人々の思いやデータなどを集めた、みんなが読みやすい白書を出すこととなりました。
リアルな「今」を切り取るため、SNSにてアンケートを実施。
Twitterキャンペーンのリプライ(返信)で集めたデータ(1,957件)と、FacebookとTwitterのアンケートで集めたデータ(646件)を基本データとして活用しています。
第二章では「世界のヨーグルト事情」として各国のヨーグルト消費量や、ヨーグルト文化について、統計情報と在日外国人のインタビューを紹介しています。
日本の一人あたりのヨーグルト年間消費量は10.3kg。アジアの中ではトルコに次ぐ多さですが、歴史的に酪農文化が盛んな欧米では、オランダ(28.5kg)、ブルガリア(18.9kg)など日本の2倍、3倍ものヨーグルトが食べられています。
また、地域によってその呼び名や原料乳が異なったり、さまざまなヨーグルト料理が存在します。発酵食品であるヨーグルトは、味噌や甘酒とも好相性。日本の発酵文化と融合することで、これからさらにヨーグルト文化の発展が期待されます。
みんなのヨーグルトアカデミーでは、今後も「ヨーグルトを通じて世界を見る」をテーマに、さまざまな角度からヨーグルトの面白さを発信することで、日本のヨーグルト文化を盛り上げていきます。
次回、今回の白書の内容について、より詳しい解説を予定しておりますのでこうご期待ください!